ArchiCAD 12用推奨ビデオカード
目次
ArchiCAD 12の改良点
ArchiCAD 12では、WindowsプラットフォームのDirectXテクノロジーを使用して、2Dビューのフルハードウェアアクセラレーションを搭載しました。つまり、以前はCPUによって行われていた全ての作図作業がグラフィックカードによって行われます。これによりパフォーマンスが向上し、全ての2Dビューでアンチエイリアスなどの新機能が搭載されました。3Dでは、以前のバージョン同様OpenGLエンジンが使用されています。
Macでは、ArchiCAD 12は2DビューにQuartzドローイングエンジンを使用しており、マルチスレッド機能により、一部ハードウェアアクセラレーション、一部CPUが使用されます。
この変更はグラフィックディスプレイの最新テクノロジーが採用されており、高性能のビデオカードと適正なドライバーが必要となります。
「プロフェッショナル」と「ゲーム」ビデオカード
グラフィックカードメーカーは、一般的に「ゲーム用」と「プロフェッショナル用」で異なる製品を用意しています。どちらのカードでもハードウェアセットアップは非常に似ていますが、ファームウェアやドライバに重要な違いがあります。「ゲーム用」カード(Nvidia GeForceやATI Radeonなど)は3Dゲーム用に最適化されており、画像品質よりも速度に重点が置かれています。一般的に、ゲーム内の3Dモデルは低ポリゴン数で、テクスチャが使用されています。CADでは、ポリゴン数が多くなり、ワイヤーフレームやシェードモデルの静止画像の品質が、ナビゲーション速度よりも重要になります。また、プロフェッショナルカードのメモリ使用は複数アプリケーションウィンドウ用に最適化されていますが、ゲーム用にはあまり必要とされません。2つの製品のもうひとつの違いは、その生産方法とサポート体制です。プロフェッショナルカード(Nvidia QuadroやATI FireGLなど)はビデオチップメーカーの仕様にそって生産されており、ビデオチップメーカー(つまりNvidiaやATI)が提供するドライバをお持ちのカードに問題なく使用できます。ゲームカードメーカー(ASUS, Sapphire, Gigabyte, PNYなど)はチップメーカーの仕様範囲外であることがあり、ドライバーがチップメーカーの推奨ドライバに対応していない場合があります。また、製品ライフサイクルやドライバリリースサイクルが、ゲームカードよりも短期間です。
グラフィソフト社はNvidiaやAMDと協力し、Nvidia Quadro FXおよびATI FireGLシリーズのビデオカードドライバを検証および認定しました。この製品ラインはグラフィソフト社によりArchiCAD 12用として推奨されています。
ビデオカードドライバーのインストール(Windows)
ビデオカードは、ハードウェアベンダー提供のドライバー(システム標準ではなく)が正しくインストールされてのみ正常に機能します。以前のインストールの残りが、最新のドライバインストールと干渉する場合もあります。以下にリストされたドライバーで表示の問題が発生した場合、ドライバーを再度「クリーンインストール」して下さい。「クリーンインストール」とは、全ての以前のドライバーファイルを削除してから、新しいドライバーをインストールすることです。残念ながら、単なるアンインストールではドライバーの全てのコンポーネントが正しく削除されない場合があります。このためのツールもあります(ATIのcat uninstallerや、サードパーティーツールの driver cleanerやdriver cleaner pro 1.5など)。
ラップトップ用ビデオカード(Windows)
大抵の場合、ラップトップ用のビデオカードドライバーはラップトップメーカーから提供されており、グラフィックカードベンダー提供のドライバ(純正ドライバー)はラップトップにはインストールできません。このため、ラップトップビデオカードを検証することは実際には不可能です。ラップトップで表示問題が発生し、メーカーからドライバー更新が提供されていない場合、お客様の責任範囲内でデスクトップドライバーをラップトップ用に使用してみてください。ただし、これはラップトップメーカーからは推奨されていません。mod tool for ATI cards nvidia laptop drivers
Mac用ビデオカードドライバー
Macはデフォルトのビデオカードが付属しており(一部のシリーズでは選択肢があります)、ドライバーはシステムアップデートの一部なので、特定のカードやドライバーを推奨できません。Mac OSXのグラフィックエンジンであるQuartzは、アプリケーションが直接ビデオカード機能にアクセスすることを許可しておらず、アプリケーション特定の表示問題が起こる可能性が低くなっています。現在、OpenGLに関する不具合が発見されていますが、これはArchiCAD特有ではなく、ATIカード搭載の全てのMacに影響があるようです。see details on AC-Talk
検証結果 - Windows XP (32 bit)
Nvidia Quadro FXカード
以下のビデオカードは、Windows XP (32-bit)のArchiCAD 12で検証:
製品 |
レンジ |
ビデオRAM |
ドライバ |
注記 |
FX 350* |
エントリーレベル |
128 |
6.14.11.6947 |
エラーN1 |
FX 370 |
エントリーレベル |
256 |
6.14.11.6947 |
エラーN2 |
FX 550 |
エントリーレベル |
128 |
6.14.11.6947 |
エラーN3 |
FX 570 |
エントリーレベル |
256 |
6.14.11.6947 |
合格 |
FX 1700 |
ミドルレンジ |
512 |
6.14.11.6947 |
合格 |
FX 3500 |
ハイエンド |
256 |
6.14.11.6947 |
合格 |
FX 3700 |
ハイエンド |
512 |
6.14.11.6947 |
合格 |
FX 4600 |
ハイエンド |
768 |
6.14.11.6947 |
合格 |
*生産終了製品
ATI FireGLカード
以下のビデオカードは、Windows XP (32-bit)のArchiCAD 12で検証:
製品 |
レンジ |
ビデオRAM |
ドライバ |
注記 |
V 3200 |
エントリーレベル |
128 |
8.453.1 |
エラーA1 |
V 3300 |
エントリーレベル |
128 |
8.453.1 |
合格 |
V 3400 |
エントリーレベル |
128 |
8.453.1 |
合格 |
V 3600 |
エントリーレベル |
256 |
8.502.0 |
エラーA4 |
V 5000* |
ミドルレンジ |
128 |
8.453.1 |
エラーA2 |
V 5200 |
ミドルレンジ |
256 |
8.453.1 |
合格 |
V 5600 |
ミドルレンジ |
512 |
8.502.0 |
エラーA4 |
*生産終了製品
ゲーム用カード
一部のゲーム用ビデオカードを、Windows XP (32-bit)のArchiCAD 12で検証:
製品 |
レンジ |
ビデオRAM |
ドライバ |
注記 |
Asus Geforce 8500 GT |
ミドルレンジ |
256 |
6.14.11.7516 |
合格 |
Asus Geforce 8600 GT |
ハイエンド |
512 |
6.14.11.6921 |
合格 |
Asus Geforce 8800 GT |
ハイエンド |
512 |
6.14.11.6921 |
合格 |
Asus Geforce 8800 GTX |
ハイエンド |
768 |
6.14.11.6921 |
合格 |
Sapphire Radeon HD V 2400 XT |
ミドルレンジ |
256 |
8.476 |
エラーA3 |
SApphire Radeon HD V 2600 XT |
ミドルレンジ |
256 |
8.476 |
エラーA3 |
検証結果 - Windows Vista (32-bit)
Nvidia Quadro FXカード
以下のビデオカードは、Windows VistaのArchiCAD 12で検証:
製品 |
レンジ |
ビデオRAM |
ドライバ |
注記 |
FX 350* |
エントリーレベル |
128 |
7.15.11.6947 |
合格 |
FX 370 |
エントリーレベル |
256 |
7.15.11.6947 |
合格 |
FX 550 |
エントリーレベル |
128 |
7.15.11.6947 |
合格 |
FX 570 |
エントリーレベル |
256 |
7.15.11.6947 |
合格 |
FX 1700 |
ミドルレンジ |
512 |
7.15.11.6947 |
合格 |
FX 3500 |
ハイエンド |
256 |
7.15.11.6947 |
合格 |
FX 3700 |
ハイエンド |
512 |
7.15.11.6947 |
合格 |
FX 4600 |
ハイエンド |
768 |
7.15.11.6947 |
合格 |
*生産終了製品
ATI FireGL cards
以下のビデオカードは、Windows VistaのArchiCAD 12で検証:
製品 |
レンジ |
ビデオRAM |
ドライバ |
注記 |
V 3200 |
エントリーレベル |
128 |
8.453.1 |
エラーA4 |
V 3300 |
エントリーレベル |
128 |
8.453.1 |
エラーA4 |
V 3400 |
エントリーレベル |
128 |
8.453.1 |
エラーA4 |
V 3600 |
エントリーレベル |
256 |
8.502.0 |
合格 |
V 5000* |
ミドルレンジ |
128 |
8.453.1 |
エラーA4 |
V 5200 |
ミドルレンジ |
256 |
8.453.1 |
合格 |
V 5600 |
ミドルレンジ |
512 |
8.502.0 |
合格 |
*生産終了製品
ゲーム用カード
一部のゲーム用ビデオカードを、Windows Vista)のArchiCAD 12で検証:
製品 |
レンジ |
ビデオRAM |
ドライバ |
注記 |
Asus Geforce 8500 GT |
ミドルレンジ |
256 |
7.15.11.7516 |
合格 |
Asus Geforce 8600 GT |
ミドルレンジ |
512 |
7.15.11.6925 |
合格 |
Asus Geforce 8800 GT |
ハイエンド |
512 |
7.15.11.6925 |
合格 |
Asus Geforce 8800 GTX |
ハイエンド |
768 |
7.15.11.6925 |
合格 |
Sapphire Radeon HD V 2400 XT |
ミドルレンジ |
256 |
8.476 |
合格 |
Sapphire Radeon HD V 2600 XT |
ミドルレンジ |
256 |
8.476 |
エラーA4 |
エラー説明
Nvidiaカード関連のエラーメッセージ:
- エラーN1: ポリゴングラデーション塗りつぶしの周りに矩形境界ボックスが表示される
- エラーN2: OpenGL 3D非常に遅いパフォーマンス
- エラーN3: アンチエイリアスが無効になる
Atiカード関連のエラーメッセージ:
- エラーA1: 参照を回転中にフィードバックがない
- エラーA2: 図面の内容の移動あるいは参照の回転中にフィードバックがない
- エラーA3: ハードウェアアクセラレーションが無効になる。参照の回転が安定しない
- エラーA4: 参照の回転が安定しない
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