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作成日: |
2008-07-07 |
• ArchiCAD 12 |
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プラットフォーム: |
• Mac OS X |
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• 新規ユーザー |
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• [tracking number] |
この記事では、2D速度に影響する機能やコンポーネント、最適なパフォーマンスのためのシステムおよびArchiCADの調整など、ArchiCADの2D速度の問題の解決方法について説明します。
現象
通常、「2Dが遅い」のは以下の2つの現象を意味します:
再構築が遅い。スクロールやズームの後毎回、あるいは[表示]→[更新]メニューから[再構築]を選ぶと再構築が行われます。
フィードバックが遅い。フィードバックとは、要素の移動中に追従する一時表示や壁の作図中にカーソルに追従するラバーバンドなど、要素編集中に表示される一時的な視覚項目全てを意味します。
再構築とフィードバックに関連するパフォーマンス問題の原因は異なるので、分別する必要があります。
一般的なフィードバック問題: ラバーバンドがカーソルに追従しない
2Dパフォーマンスに影響する機能やコンポーネント
一般的なArchiCAD要素
要素が増えると、画面上の描画に時間ががかります。ArchiCADでは図面に変更で更新の必要な要素を最適化するので、一般的には小さいファイルでも大きいファイルでも要素の編集には速度の変化はありません。また、大きな平面図で拡大しても表示された範囲外の要素の再構築は無視するので、スクロールやズームも迅速です。ただし、縮小すると要素がさらに表示されるので、スクロールやズーム後の再構築時間は増えます。この現象は正常です。
スクロール中、マウスボタンを押して画面を移動していると、ArchiCADの要素がカーソルに追従します。このフィードバックの精度は作業環境の[2Dナビゲーションのモデル表示]設定で制御できます。この設定は[オプション]→[作業環境]→[詳細再描画]にあり、[形状のみ]、[シンプルモデル]、[フルモデル]から選択できます。[フルモデル]モードでは、スクロールやズーム中も全てのArchiCAD要素が表示されますが、他のオプションではナビゲーション中に表示される要素がフィルタされるので、更新速度が速くなります。
ベクトル塗りつぶし
ベクトル塗りつぶしはスケールに依存するので、ズームが変更されると再計算されます。ズーム率および塗りつぶしのパターンやサイズに応じて、数百数千の線の再計算と画面上の描画が必要になります。再描画速度を最適化するため、パターンの密度が一定のレベルに達すると(塗りつぶしの線の間がなくなるほど)、ArchiCADではパターンが無地塗りつぶしで表示されます。ただし、作図中の2D速度をさらに上げるため、ArchiCADではベクトル塗りつぶしをスケールに依存しないビットマップ塗りつぶしで表示することもできます。[表示]→[表示オプション]を選択し、[ベクトルハッチング]オプションの選択を解除して下さい。塗りつぶしの表示は画面上で変更されますが、このオプションは出力には影響しないので、塗りつぶしは正しいスケールで印刷されます。
GDL要素
オブジェクトは、環境に合わせてインテリジェントに変化します。例えば、窓は壁に正しい大きさの開口を空け、ゾーンスタンプは部屋の正確な面積を表示します。要素を最新に保つため、オブジェクトに影響を与える変更があると、スクリプトが再度事項されます。このバックグラウンドでの計算は再構築時間を増加します。図面に変更がある度に全てのGDL要素が再計算されるわけではありませんが、GDLオブジェクトが多数含まれるビューを最初に開いた時は遅くなる可能性があります。速度を最適化するには、オブジェクトの2D詳細レベルを作図中は低くして下さい。
バーチャルトレース
参考: バーチャルトレース
参照機能は、画面上の要素が増えるので、現在のウィンドウの再構築時間を増加させます。再構築中に(スクロールおよびズーム後)、参照の内容も更新されます。参照が断面や立面の場合、3Dモデルが部分で気に再構築され適切なビューに変更が反映されます。この手順(モデルの部分再構築)は、2D要素のみのビューの再構築に比べ大幅に遅くなります。結果として、参照が使用されている現在のウィンドウの全体の再構築時間は、参照を使用していない時に比べて大幅に遅くなります。
参照の自動更新は以下の方法で無効にできます:
手動再構築の断面立面を使用する
- [プロジェクト設定]→[その他]で[自動再構築モデルビューを継続的に更新する]オプションを無効にする*
*この設定は、プロジェクトの全ての断面/立面の動作に影響します。このビューでの作業では、要素の編集後に手動で再構築する必要があります。再構築しないと、編集後に要素が一時的に正しく表示されません(例、壁を移動すると、再構築するまで他の壁と正しく包絡されません)。
ビュー一覧項目を参照として使用する
例えば、立面図を平面図の参照として使用する場合、2つの方法があります:
- ナビゲーターの[プロジェクト一覧]で立面を選択し、[参照として表示]を選択する
- ナビゲーターの[ビュー一覧]で立面を選択し、[参照として表示]を選択する
最初の場合、参照は現在のビューと同じレイヤー設定をモデル表示オプションを使用します。2番目の場合、参照と平面図は異なるレイヤー設定とモデル表示オプションを使用します。この場合、参照の更新にはレイヤーとモデル表示状態の変更が必要なので、2D再構築が遅くなります。ですから、参照としてビュー一覧ではなくプロジェクト一覧を使用するようにして下さい。
ハードウェアの最適化
参考: ArchiCAD 12の表示変更
[オプション]→[作業環境]→[詳細再描画オプション]で設定した[2D図面ハードウェアアクセラレーションレベル]に応じて、CPUおよびグラフィックカードは2D表示の速度に影響を与える2つの要素です。ハードウェアアクセラレーションレベルが無効の場合、CPUパフォーマンスだけが関係します。
ArchiCAD 12では、WindowsプラットフォームのDirectXテクノロジーを使用して、2Dビューのフルハードウェアアクセラレーションを搭載しました。つまり、以前はCPUによって行われていた全ての作図作業がグラフィックカードによって行われます。これによりパフォーマンスが向上し、全ての2Dビューでアンチエイリアスなどの新機能が搭載されました。
Macでは、ArchiCAD 12は2DビューにQuartzドローイングエンジンを使用しており、マルチスレッド機能により、一部ハードウェアアクセラレーション、一部CPUが使用されます。
ArchiCADは、ラバーバンド、参照線、要素強調表示など、一時ビジュアルフィードバック項目を表示するために新しい2Dディスプレイ技術を使用しています。オーバーレイ技術が使用されており、各項目を表示するために複数の表示階層を使用しています。これにより、ビデオカードのハードウェアアクセラレータを使用して、パフォーマンスを落とすことなくスムーズな表示切替および半透明効果が可能になりました。
PCでは、ArchiCADの起動時にシステムがDirectXバージョン9に対応しているか自動的に確認し、対応していない場合、ArchiCADは同じ効果を得るためにソフトウェアエミュレーションを使用しますが、CPUの処理時間が遅くなります。Macでは、ハードウェアアクセラレータはシステム(Quartzエンジン)によって処理されているので、ArchiCADには直接のハードウェアアクセラレータ制御はありません。ハードウェアアクセラレータに問題がある場合、要素編集の際フィードバックが即座ではなくなります。一番顕著に現れる現象は参照の移動中で、一時ビジュアルフィードバックが最も複雑なためです。ハードウェアアクセラレータは再構築時間には影響がありません。
PCユーザーの方へ: DirectX設定を最適化し、ハードウェアアクセラレーションを無効にする方法については、DirectXをご覧下さい。
2D速度に関連する不具合報告
2Dパフォーマンスが非常に悪い場合、最寄の販売店まで以下の情報をご連絡下さい:
操作手順: ArchiCADが遅くなる具体的な例 (例えば、「参照を有効にして東立面図ビューを開きます。線を選択して移動します。要素の移動中のフィードバックは早いのですが、クリックして要素を配置すると2-7秒ほど砂時計アイコンが表示されます。」)
GSReport: ArchiCADフォルダ内のアプリケーションを起動して.repファイルを保存します。これにはシステムコンポーネントや設定の情報が含まれます。
ArchiCADプロジェクトファイル: アーカイブ(.PLA)形式でサンプルをご送付下さい。問題がファイル特定でない場合でも、ご使用のプロジェクト設定が含まれているので必要です。
スクリーンキャプチャ: 可能であれば問題を録画した動画をご送付下さい。
