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作成日: |
2007-07-03 |
• ArchiCAD 11 |
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プラットフォーム: |
• Mac OS X |
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• 新規ユーザー |
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• [tracking number] |
目次
この記事では、ArchiCADの2D速度に関する注意点について扱います。2D速度に影響する機能や要素、システムおよびArchiCADを最適化し速度を高める方法について説明いたします。
典型的な問題のまとめ
密度
- [選択セットの編集]を使用して、線を数える
- AutoCADからの2Dオブジェクト
- 植栽
- 各スケールでの詳細(BIMでは、1:1詳細で作図する必要はありません)
- モデルビューでビットマップ塗りつぶしを使用している
- グループの数
パラメトリックオブジェクト
- ドアや窓は一般的には作図が遅い
- ゾーンは壁と連動している
- 複雑な断面形状
- シンボル 対 投影ビュー
- オブジェクト内の「Request」。例:属している部屋をレポートするドアマーカー
フィードバック問題
- DirectXの問題
- 参照のオン/オフ
- ビューポイントあるいはビューを参照としているか?
- パレットを非表示にする(ナビゲーター、ナビゲータープレビュー、情報ボックス)
- [2Dナビゲーションのモデル表示]作業環境設定
現象
通常、「2Dが遅い」というのは以下の2つの現象の事を指します:
再構築が遅い。再構築は、スクロールやズームの後、また[表示>更新]メニューから[再構築]を選んだ際に実行されます。
フェードバックが遅い。フィードバックとは、要素編集の過程中に表示される一時的な表示項目を指します。例えば、要素の移動中カーソルに追従する要素の一時表示や、壁の作成中カーソルに追従するゴムバンド線などです。
通常、再構築とフィードバックに関するパフォーマンスの問題には異なるの理由があるので、違いにご注意下さい。
一般的なフィードバック問題: ゴムバンド線がカーソルに追従しない
2Dパフォーマンスに影響する機能および要素
一般的なArchiCAD要素
要素が多ければ、画面上で表示するにも時間がかかります。ArchiCADは、図面の変更後再描画の必要な要素を最適化するので、要素の編集の際の速度はファイルのサイズに関係ありません。また、大規模な平面図で拡大表示している際、表示部分の外側の要素の再構築はしないので、スクロールやズームも即座に行われます。ただし、縮小すると、より多くの要素が表示されるので、スクロールおよびズーム後の再構築時間は増加します。この現象は正常です。
スクロール中、マウスボタンを押したままスクリーンをドラッグすると、ArchiCAD要素はカーソルに追従します。このフィードバックの精度は作業環境の2Dナビゲーションのモデル表示設定で制御されています。この設定は[オプション>作業環境>追加オプション]の中にあり、形状のみ、シンプルモデル、フルモデルの選択肢があります。[フルモデル]モードでは、スクロールやズームの際全てのArchiCAD要素が表示され、他のオプションではナビゲーション中に表示される要素がフィルタされるので、再描画も早くなります。
ベクトル塗りぶつし
ベクトル塗りつぶしはスケールに依存する、つまりズームが変更されると再計算されます。ズーム範囲および塗りつぶしのパターンやサイズによっては、画面上で数千の線を計算して描画することもあります。再描画速度を最適化するために、パターンの密度が一定に達すると(塗りつぶしの線が見分けられない程度)、ArchiCADはパターンを無地塗りつぶしに変更します。ただし、作図中の2D速度を高速化するために、ベクトル塗りつぶしをスケールに依存しないビットマップ塗りつぶしに変換する事ができます。表示/表示オプションメニューでベクトル塗りつぶしオプションをはずしてください。塗りつぶしの画面上の表示が変更されますが、出力には関係しません。塗りつぶしは正しいスケールで印刷されます。
GDL要素
オブジェクトは環境に合わせて変更されます。例えば、窓は壁に正しいサイズで開口を作成し、ゾーンスタンプはゾーンの正確な面積を表示します。こうした要素を最新に保つために、状態に影響する要素が変更された場合、オブジェクトのスクリプトを再実行する必要があります。こうした計算は再構築時間を増加します。ただし、図面の変更の際、全てのGDL要素が再計算されるわけではありませんが、GDLオブジェクトを多く含むビューを最初に開く際は速度が遅い場合があります。速度を最適化するには、作図の際はオブジェクトの2D詳細レベルを簡易に設定して下さい。
バーチャルトレース
バーチャルトレースも参照
参照機能を使用すると、画面上にさらに多くの要素が表示されるので、現在のウィンドウの再構築時間が増えます。再構築の際(スクロールおよびズーム後)、参照の内容も再描画されます。参照先が断面や立面の場合、変更が適切なビューに反映されるように3Dモデルの一部も再構築されます。この作業(モデルの一部再構築)は、2D内容のみのビューの再構築よりも大幅に遅くなります。結果として、参照が使用されている場合、現在のウィンドウの全体的な再構築時間が大幅に遅くなる場合があります。
参照の自動再構築は以下の方法で無効にできます:
手動再構築断面および立面を使用する
[環境設定>その他]メニューの[自動再構築モデルビューポイントを継続的に更新する]オプションをオフにする*。
*この設定は、プロジェクト内の全ての断面/立面の動作方法に影響します。これらのビューで作業する際、要素の編集後手動で再構築する必要があります。再構築しないと、要素の編集後一時的に正しく表示されなくなります(例えば、壁を移動後、再構築を押すまでは包絡されません)。
ビューマップ項目を参照として使用
例えば、立面を平面の参照として使用する場合、2つの方法で行うことができます:
ナビゲータのプロジェクトマップで立面を選択し、[参照として表示]を選択する。
ナビゲータのビューマップで立面を選択し、[参照として表示]を選択する。
1番目の方法では、参照は現在のビューと同じレイヤーセットおよびモデル表示オプションを使用します。2番目の方法では、参照と現在のビューは異なるレイヤーセットおよびモデル表示オプションを私用します。2番目の方法では、参照の更新の際レイヤーとモデル表示状態を変更する作業が加わるので、2D再構築が遅くなります。ですから、ビューマップではなく、可能な限りプロジェクトマップ項目を参照として使用して下さい。
ハードウェアの最適化
一般的に、CPUが2D表示の速度に一番影響します。ただし、一部の作図機能ではグラフィックカードのハードウェアアクセラレータを使用します。
ArchiCAD 11は、ラバーバンド、参照線、要素強調表示など、一時ビジュアルフィードバック項目を表示するために新しい2Dディスプレイ技術を使用しています。ArchiCAD 10までは、これらの要素は画面上の必要なピクセルを再描画することによって表示していました。ArchiCAD 11ではオーバーレイ技術が使用されており、各項目を表示するために複数の表示階層を使用しています。これにより、ビデオカードのハードウェアアクセラレータを使用して、パフォーマンスを落とすことなくスムーズな表示切替および半透明効果が可能になりました。PCプラットフォームでは、ArchiCADはDirectX技術を、MacプラットフォームではQuartz作図エンジンを使用しており、ビデオカードのOpenGLハードウェアアクセラレータを管理しています。
PCでは、ArchiCADの起動時にシステムがDirectXバージョン9に対応しているか自動的に確認し、対応していない場合、ArchiCADは同じ効果を得るためにソフトウェアエミュレーションを使用しますが、CPUの処理時間が遅くなります。Macでは、ハードウェアアクセラレータはシステム(Quartzエンジン)によって処理されているので、ArchiCADには直接のハードウェアアクセラレータ制御はありません。ハードウェアアクセラレータに問題がある場合、要素編集の際フィードバックが即座ではなくなります。一番顕著に現れる現象は参照の移動中で、一時ビジュアルフィードバックが最も複雑なためです。ハードウェアアクセラレータは再構築時間には影響がありません。
PCユーザー: DirectX設定を最適にする、およびハードウェアアクセラレータを無効にする方法は「DirectX」をご覧下さい。
2D速度関連の不具合を報告
2D速度が異常に遅いと思われる場合、以下の詳細と共にArchiCAD販売店にご報告下さい:
ArchiCADが遅いと思われる現象を再現する手順 例: 「参照を無効にして東立面ビューを開きます。線を選択してドラッグします。要素のドラッグ中のフィードバックは即座ですが、要素を配置しようとクリックすると砂時計アイコンが6-7秒表示されます。」
ArchiCADフォルダのGSReportアプリケーションを起動して、.repファイルを保存します。これによりシステムコンポーネントおよび設定が取得されます。
サンプルとなるArchiCADプロジェクトファイルをアーカイブ形式(.PLA)で保存します。これは問題がファイルに依存していなくても、プロジェクトの環境設定が保存されるので必要です。
可能なら、問題を再現した画像および動画
