平面図における表示順序
図面インデックスについて
ArchiCADで上に表示/一番上に表示/下に表示/一番下に表示のコマンドを使う際、プログラムではそれぞれの要素に内包されているインデックスを用いて、平面図における各要素の作成と表示の順序を決定します
この情報を図面インデックスといいます。それぞれのタイプの要素を平面図に配置すると、デフォルトの図面インデックスに従って表示されます。このインデックスの最小値は1、最大値は14です。下記の表は、要素のタイプによって異なるデフォルトの図面インデックスを示しています。
ある要素を前面へ移動すると、その図面インデックスは1つ下の数字になります。さらに前面(最前面)に移動すると、図面インデックスは1になります。さらに前面に移動させようとすると、「これ以上、前面には移動できません。すでに最前面になっています」というメッセージが出ます。
同様に、ある要素を背面(奥)に移動すると、図面インデックスは1つ下の数字になります。最背面に移動すると、14になり、それ以上背面へ移動しようとすると、「これ以上平面には移動できません。すでに一番背面に置かれています」というメッセージが出ます。
ゾーンは、ゾーン多角形とゾーンスタンプとの組み合わせなので、特殊なケースになります。上記の表にあるように、ゾーンスタンプは基本的にテキストであり、テキストとして扱われます。ゾーン多角形は塗りつぶしとしての扱いになります。この2つは同じ図面インデックスです。描かれる順序は、表示オプションダイアログのゾーン多角形フィールドの設定により決まります。[塗りつぶしの上]設定になっていれば、デフォルトで、まず塗りつぶしが描かれ、ゾーンがそれに重なります。[塗りつぶしの下]の設定になっていれば、デフォルトでゾーン多角形が先に描かれ、塗りつぶしがゾーンの上に重なります。
各図面の描画順序の決定方法
- 先ず、各要素をインデックスの最大値で描きます(一番下になって、その他がその上に重なります)。同じ図面インデックスのものがあれば、ArchiCADのデフォルトの優先順に従って描きます。下記にその順序を示しています。優先度の高い要素タイプほど後から描かれて、優先度の低いものの上に重ねられます。
- テキスト、ラベル、断面図/立面図線、角度寸法、半径寸法、レベル寸法、直線寸法、ゾーンスタンプ
- スプライン、ポリライン、円弧、線、ホットスポット、梁、詳細図
- コーナー窓、ランプ、階段、ライブラリオブジェクト
- 屋根、柱、壁、スラブ、メッシュ、壁の終焉、窓、ドア、コーナー窓
- ゾーン、塗りつぶし
- 画像
優先順位が同じなら、各リストで先に記載されているものほど優先度が高くなります。つまり、後から描かれて、リストの同じ箇所にある他のものの上に重ねられます。例えば、スプラインは線と同じ優先順位ですが、線より前に記載されていますから、デフォルトではスプラインは常に線の上に重なります(もちろん一番下へ表示/再前面に表示を使って変更することはできます)。
同じタイプの要素なら、あとから作成/修正されたものが上になります。例えば、青い塗りつぶしを描き、次に緑の塗りつぶしを描くと、緑の塗りつぶしが青の上に重なります。下になっている青を赤に変更すると、今度は赤の塗りつぶしが緑の上に重なり、結果としてそれが仕上がりになります。
ある要素の各属性をALT/OPT-クリックおよび CTRL-ALT/CMD-OPT-クリックで転送する際は、その要素の図面インデックスは送られないので、この操作で重なり順序が変わることはありません
例
壁、塗りつぶし、ゾーンを描きました。それらは重なり合っています。壁を後方へ移動しました。この場合、壁、ゾーン多角形、塗りつぶしの図面インデックスは全て「9」です。ゾーンスタンプの図面インデックスは「5」です。つまり、ゾーンポリゴンが一番に描かれ、次に塗りつぶし、それから壁(壁はゾーンや塗りつぶしより優先度が高い)、そして最後にゾーンスタンプという順序になります。ゾーンスタンプが一番上(全面)、その下に壁、その下に塗りつぶし、一番下がゾーンポリゴン、という仕上がりになります。
