作成者: |
|
作成日: |
2007-06-13 |
• ArchiCAD 11 |
|
プラットフォーム: |
• Mac OS X |
対象: |
• 新規ユーザー |
参照番号: |
• [tracking number] |
線と塗りつぶしの整理
ArchiCADの一部の機能では、線/円弧に分解された要素が作成されます。モデルベースの詳細図、ワークシートおよび図面断面図では、モデル組み立て要素から2D要素(線、塗りつぶし)が作成されます。また、インポートしたDWG図面は線および塗りつぶしの大きな集合として2D形式で表示されます。
この図面タイプのウィンドウで、最終出力前に表示を微調整したい場合もあります。ただし線/円弧に分解した線および塗りつぶしには、編集が難しい余分な要素(余分な辺、重なっているまたは余分な塗りつぶし)が含まれています。
編集を簡単するためには、まずウィンドウ内の選択した項目で線および塗りつぶしの整理機能を使用します。
新しい作図と塗りつぶした機能はユーザー主導操作で以下の事が行えます:
- [分解]の結果である選択した2D要素(モデルから詳細図を作成)またはインポートした2次元図面の表示と状態を最適化する
- 不必要なまたは重複した要素(線、塗りつぶし)を結合あるいは削除する
- その後の2D編集を簡単にそしてわかりやすくする
[線の整理]と[塗りつぶしの整理]は別々の機能で、互いに独立して実行します。要素を選択し、[線の整理]または[塗りつぶしの整理]コマンドのいずれかを実行します([編集]→[変形]→[線の整理]→[塗りつぶしの整理])。
線の整理
[線の整理]機能で初めてコマンドを実行した場合、設定ダイアログボックスではなくウィザードが表示されるので、オプション設定過程が簡単になります。このウイザードには設定と同じオプションが用意されていますが、補足的な説明が付いています。
線の整理ウィザード画面:
線の整理を行う線種の要素を2つ以上選択します。
[線の整理]コマンド([編集]→[変形]→[線の整理])を実行すると、線の整理ウィザードが起動します。
各画面の下にある[次へ]をクリックしてウィザードを1ページずつ進め、整理の過程として実行する全ての線の整理オプションボックスをチェックします。
重複を削除:同じ属性と位置情報を持つ線が削除され1つの線が残ります。
ポリラインを図面要素に分解:ポリラインが図面要素(線および円弧)に分解されます。
属性を無視する:ウイザードの次のページ上で、同一の線かを決める際考慮し線属性(レイヤー、ペン、カテゴリ)を指定します。例えば、レイヤーにチェックをつけると、同じ線は異なるレイヤーにあるものでも整理されて1つになります。
同じページ上で、新しく整理された線の属性を選択します。例えば、異なるレイヤー上にある線が整理されていれば、新しい線はここで選択したレイヤー上に入れられることになります。
接続線を結合:同じ線種で接続した同一線上の線分を結合します。
重複線を結合:このオプションは、重なり合っている複数の線の1つが実線であり、その実線が他の線と完全に重なっている場合に適用されます。このボックスにチェックしておくと、重なった他の線は削除され単一の実線のみがその場所に残ります。
実線に強制:部分的に重なっている同一の線種の線は結合されて単一線になります。
重複線を調整:このオプションは、線種の違う2本以上の線が部分的に重なり合っている場合に適用されます。このボックスをチェックしておくと、一番上の線(表示順序で指定した)のみが重なった部分に取って代わります。
[線の整理]に続いてレポートが表示されます。それぞれの線の整理タイプで、削除または結合された要素があれば、その数がリストされます。
このページの一番下にあるチェックボックスを実行する際、次回このコマンドを実行するときに(ウイザードではなく)簡略化した[線の整理設定]を使用するというオプションが表示されます。
塗りつぶしの整理
整理を行う塗りつぶしを選択します。
[塗りつぶしの整理]コマンド([編集]→[変形]→[塗りつぶしの整理])を実行すると、[塗りつぶしの整理設定]が起動します。
塗りつぶしの整理画面:
[塗りつぶしの整理設定]で、隣接する2つの塗りつぶしが同一かを決める際に考慮しない属性(レイヤーとカテゴリー)を結合の前に指定します。
[結合設定]ボタンからダイアログボックスを開き、そこで新しく結合された塗りつぶしのレイヤーおよびカテゴリーを選択できます。例えば、異なるレイヤー上にある塗りつぶしが整理されていたら、新しい塗りつぶしはここで選択したレイヤー上に入れられます。
重なり合った塗りつぶしの切り取り:部分的または完全に重なり合った塗りつぶしを選択すると、一番上の塗りつぶしのみが残るように切り取られて、下になった他の塗りつぶし(またはその一部)は削除されます。
重複塗りつぶしについての注意:一番上の塗りつぶしが透明の場合、その下の無地背景の塗りつぶしは見えているのでそのまま残ります。
例外:複数の透明塗りつぶしが重なっていたら、一番上の塗りつぶしのみが残ります。下になった他の塗りつぶし(またはその一部)は、背景が透明で上の塗りつぶしに隠れていれば削除されます。
塗りつぶしの輪郭線の変換:塗りつぶしの輪郭線は直線あるいは円弧に分解されます。
隣接した塗りつぶしの結合:隣接した塗りつぶし(表示の順に関わらず)は、同一のパターンあるいは色を持っていれば1つに結合されます。結合の結果の塗りつぶしは元の塗りつぶしのうちの一番大きいIDを受け継いでいます。
異なるレイヤー/カテゴリの塗りつぶしも結合する設定をした場合([属性を無視])結合の結果の新しい塗りつぶしは結合設定サブダイアログで選択したレイヤー/塗りつぶしカテゴリ上に入れられます。
異なる塗りつぶし向き(プロジェクト原点/塗りつぶし原点/変形)を持つ塗りつぶしは結合されません。
- 結合した塗りつぶしの輪郭線:輪郭線のある塗りつぶしの結合を処理するための3つのオプションがあります。
- 輪郭のある塗りつぶしは結合しない:塗りつぶしは結合されない。
- 同じ輪郭の塗りつぶしを結合
- 輪郭を無視し塗りつぶしを結合する
- [塗りつぶし輪郭を図面要素に変換]をチェックしている場合、これらのオプションは使用できません。整理手続きの後では塗りつぶしの輪郭線はないからです。
線の整理/塗りつぶしの整理の使用例
1. モデルベースの詳細図を作成し終えました。詳細図ウィンドウを開いた後表示の微調整をしたいと思いますが、線を動かそうとして図面には必要の無い線が多くあることに気がつきます。そこで、異なる組み立て要素に由来するか、偶然作成されたか分からない線や円弧を変換し重複した部品は削除し、最後に必要な作図要素だけが残るようにしたいと思います。
- 詳細図の整理したい範囲を選択します。その後、[線の整理]コマンドを実行します。[重複を削除]を選択してOKを選択します。重複したものは削除されました。
2. 詳細図に交差した複合壁が含まれていまが、その詳細図をさらに編集して出力されるものを改善したいと思います。
- 整理したい塗りつぶしを選択します。その後、[塗りつぶしの整理]コマンドを実行して、[接続する同一塗りつぶしを結合]オプションにチェックします。塗りつぶしに輪郭線がある場合、[塗りつぶし輪郭を図面要素に変換]オプションで削除できます。または必要に応じて一緒に結合する3つのオプションのうち1つを選択します。[OK]を選択します。隣接した同じ塗りつぶしは1つに結合されました。
3. DWG図面をインポートしました。ArchiCADでは2D要素として表示されますが、多くの小さい線分は重なった要素のため表示されません。余計な線分を取り除きたいと思います。
- 詳細図の整理したい範囲を選択します。それから[線の整理]コマンドを実行します。全てのオプションにチェックし、[OK]を押します。いらない線と分節が削除されます。
4. モデルベース詳細図面があります。手動で編集する前に作図要素レイヤーが1つだけ、つまり重複した線や重なった塗りつぶしがない事を確かめたいと思います。
- 整理の範囲を選択します。[線の整理]と[塗りつぶしの整理]の両方を使って、余分な線分や見えなくなっている塗りつぶしを切り取りおよび結合します。
ビューにおけるペンセット
- ビュー設定内の新規ペンセットポップアップを使って、それぞれのビューに対して別々にペンセットを割り当てる
- ペンセットはそのビューに保存され、そのビューに適用される
- 図面で使用されている特定のペンを簡単に修正
- 表示と出力が同じのモデルビュー上で作業
ペンセットダイアログボックス画面:
関連記事: |
||
