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作成者:

LaszloNagy

作成日:

2004-06-25

ArchiCADバージョン:

• ArchiCAD 12
• ArchiCAD 11
• ArchiCAD 10
• ArchiCAD 9
• ArchiCAD 8.1
• ArchiCAD 7.0

プラットフォーム:

• Mac OS X
• Windows

対象:

• 標準ユーザー

参照:

• [tracking number]

プロジェクトの規模が大きくなるほど、スピードが重要になってきます。下記のガイドラインにしたがえば、作業が無駄に遅くなる心配がなく、またどこで改善策を探せば良いのか分かります。

参考:トラブルシューティング

属性の総数

プロジェクト内に属性が増えれば増えるほど、より込み入ったものになります。レイヤー、使わない塗りつぶし、線種が数多くあれば、リストから属性を選び出すのに時間がかかり、作業が遅くなりかねません。古いプロジェクトを開いて、ファイルメニューから新規をクリックすることで、新規プロジェクトを始動させているユーザーもいます。この方法では、使用したことのある属性は不要なものも全て受け継がれます。プロジェクトのタイプごとにあらかじめ定義したプロジェクトテンプレートを用意するのも良い方法です。少数の属性でプロジェクトを始動し、後から必要に応じて属性マネージャで追加したい属性をロードするのも良い方法です。属性マネージャでは、使用しない属性を全て取り除き、そのプロジェクトに適した余分のない状態にできます。ベクトル塗りつぶしの場合を例に挙げると、数多くのシンボル塗りつぶし/線類あるいは込み入った塗りつぶし/線類を持っていると、平面図や断面図/立面図ウインドウで作動する再描画および再構築の時間が長くなります。繰り返しますが、属性はできるだけシンプルにして、必要な数だけロードしてください。

ビットマップファイル

地図をスキャンしてArchiCADプロジェクトの平面図に配置することは通常行われています。ビットマップも図形ツールで、どのウインドウにも設置できます。大きいビットマップはウインドウでの再描画が遅くなるので、そのビットマップの大きさを確認してください。

グループ機能を使う

プロジェクトに大量の(数百あるいは数千もの)グループがあるためにプログラムが遅くなる場合もあります。これは、安易に要素をグループ化してコピーすることによって起り得ます。例えば、4つの線をグループにして屋根の瓦を表現したとします。その後このグループを平らな屋根にコピーします。即座に数百のグループが作成され、ArchiCADがデータベースに各グループの状態を記録しなければなりません。グループはまた階層化されることもあるので扱いにくいのです。先程のやり方で100のグループを作成して、その100のグループから1つの大きなグループを作成することもあります。このグループを選択すると、色分けされた1つのグループが見えますが、実際には100のグループがあることになります。このように、プロジェクトにいくつのグループがあるのか把握できないないこともあります。グループ関連で起こる速度低下が顕著なのは、平面図の選択/非選択速度です。

DXF/DWGファイルから取った線/円弧

AutoCADを使っている人の大半は2Dで作業しているので、多数の線がDWGファイルに蓄積されていることがあります。データが読み取られる際、より複雑な要素(BLOCK - ライブラリオブジェクトのようなAutoCAD要素)は、線/円弧に分解されてしまうこともあります。塗りつぶしのパターンが、単純な初期のものに分解されてしまうこともあります。これでは、DXF/DWG形式から出てきたデータに数万もの線/弧線が入ることになり、ArchiCADでの作業スピードがかなり遅くなる可能性があります。そのような状態になっているかどうかは、検索と選択で確認できます。1つの方法としては、協力会社と一緒に設計に必要なファイルの形式を確立しておくと便利です。また、DXF/DWG図面に多数のBLOCKが設置されている場合には、BLOCKをArchiCADのライブラリオブジェクトに変換しておくと高速になります。

ソリッド編集

これは、ArchiCAD 8以来搭載された優れた機能ですが、安易に使うべきではありません。プログラムは各ソリッド編集が行われるたびに、全てのターゲットおよびオペレーター要素の記録領域を確保しなくてはなりません。また、多くの複雑なGDL要素をソリッド編集に使用すると、3Dの生成時間が長くなる可能性もあります。例えば、3Dモデルの壁にテキストを刻むために3Dテキストライブラリオブジェクトを使用すると、このオブジェクトは3Dにおいて多くの頂点およびポリゴンを含んでいることになります。

GDL オブジェクト

使用するライブラリオブジェクトが複雑になるほど、プログラムが対応するのにより負荷がかかります。GDLオブジェクトを作成/プログラミングする際、オブジェクトをどの程度まで複雑にするかを制御できます。曲線の表面(RESOLコマンドを用いての解像度の高いオブジェクト)、GDL グローバル変数の拡張的使用、大規模に配列されたデータ、非常に複雑な構造になっているスクリプト、何度も行われるファイルの入力/出力操作などが、GDLオブジェクトを遅くする要因です。平面図に置かれた多くのゾーンも遅くなる要因になります(一般的に複雑で、多くのグローバル変数が組み込まれているゾーン)。

API アドオン

極端に凝ったオブジェクトおよび操作はArchiCADのAPIを用いて作成できます。しかし、このアドオンもまた速度を遅くする要因になります。アドオンは実質的にはArchiCADプロジェクトデータベースに直接アクセスするので、自身のタスクに要する処理時間がかかります。多くのアドオンを追加する場合、必要なアドオンのみをロードするのもいい方法です。例えば、屋根に天窓を作成するアドオンは、平らな屋根の建物の場合はアンロードできます。属性と同じように常に必要な時だけロードできます。

上記ガイドラインに従って、ArchiCADをより軽く高速にし問題の原因を少なくして、ArchiCADでの作業を迅速にできます。


カテゴリパフォーマンス

技術情報/ArchiCADを高速化 (最終更新日時 2008-11-04 06:28:12 更新者 KazuoHamaji)