作成者: |
Eric Bobrow |
作成日: |
2007-11-20 |
• ArchiCAD 11 |
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プラットフォーム: |
• Mac OS X |
対象: |
• 新規ユーザー |
参照: |
• [tracking number] |
目次
ArchiCAD BIM体験キット
Eric Bobrow Principal, Bobrow Consulting Group
今夏グラフィソフトでは、ArchiCAD用の革新的なインタラクティブチュートリアル「BIM体験キット」を発表しました。30日間無料で試せるArchiCAD体験版の一部として提供しています。将来的なユーザーまたは新規ユーザーが、ArchiCADのコツを覚えて、ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)の基礎を学べるようになっています。このチュートリアルは、他の無料のインタラクティブトレーニングガイドと共にダウンロードできます。
このBIM体験キットで使われているマッサーロ邸プロジェクトは独特です:フランク・ロイド・ライトの設計ですが、彼が初めの図面を作成して数十年も経ってから建設されました。この、実用的な体験キットは注目されています。というのは、2D CADユーザーでも、3D BIMの手順を用いて文字通り数時間で建物全体を完成することができるからです。
ダウンロードとインストール
このBIM体験キットは、約400MBという大量のダウンロードが必要ですが、この秋にはCDで購入していただけるようになる予定です。10章からなるPDFガイドの1章が1つのフォルダに入っており、ArchiCADフォルダと同じ場所にインストールされます。各章とも、マッサーロ邸プロジェクトを徐々に完成させたファイルやその他の関連ファイルが含まれています。各章の始めに、新たに関連ファイルを開きます。都合の良いときに休憩をとったり再開したりするのが簡単ですし、各章へすぐに戻れます。
革新的手法 Movie Player
グラフィソフト社のインタラクティブトレーニングガイドは全て様々な革新的手法を用いて、基礎を網羅しながら容易に学習できるようになっています。各インタラクティブトレーニングガイドの特色として、分かりやすく図示されたPDFガイドに加え、ArchiCAD内で作動する専用ムービープレーヤーで表示する動画が挙げられます。
この動画は標準的な再生方法で操作でき、個人レッスンを受けているように動画に合わせてクリックしたり作図できます。各章を開くと、ムービープレイヤーが各章に即したファイルに切り替わります。1つの動画が終了すると、次の動画が自動的に待機状態になり、コントローラーの[次へ]ボタンをクリックするだけで次の動画が始まります。下に示す画面写真のように、動画2が終了して動画3が待機しているときのムービープレイヤーウインドウのタイトルは「動画2/3」のようになっています。簡単に効果が得られ、画面の案内も分かりやすいものです。
ビュー一覧で確認しながら学習する
ArchiCADのビュー一覧では、学習者に各手順を行う場所を示しています。各ビューを順にダブルクリックすると、レイヤーが入れ替わり、平面図、3D、断面図、立面図、詳細図などの多様な作業ビュー内での適切な場所が画面上に表示されます。レイヤーを利用して、各手順に応じたガイド(ラベル、番号、および矢印)が表示されます。各手順でビューをクリックするだけでレイヤーが変わるので、画像のガイドに合わせて同時作業します。
お気に入りで設定を簡略化する
ArchiCADでは、各ツールの設定を単純化するために高性能なお気に入りパレットを採用しています。お気に入りをダブルクリックすると、壁、窓、ドアその他の要素など選択したツールがその手順用に設定されます。設定に時間を費やすことなく、各ツールが平面図、断面図、立面図および3Dのビューでの機能を体験できます。
下記の画面の右側では、ナビゲータービュー一覧で「手順4.3.2」が選択されています。ビューをダブルクリックすると平面図の領域が拡大され、次に2つの窓をモデルに挿入します(3番は既に配置され、4番が準備状態になります。ラベルはレイヤーに配置されており、ビューが選択されると自動的に表示され視覚的なガイドとなります)。お気に入りリストの適切な項目「Window-02」をダブルクリックすると窓ツールが正しく設定され、クリックするだけで指定した窓を配置できます。
バーチャルトレースで背景に表示する
ArchiCAD 11の新しいバーチャルトレース機能が、このトレーニングの途中何ヶ所かで使われています。これは、作業中のビューの上に他のビューを重ねたり並べて置いたりできる、トレーシングペーパーのような機能です。あるフロアを他のフロアに重ねて見てみる、平面図で作業中に立面図または断面図を表示してスナップする、レイアウトシートを背景にして図面を編集する、2D CAD図面を相互参照図としてワークシート上にインポートするなど、バーチャルトレースには様々な活用方法があります。干渉部分を確認したり関連を検証するために、スライダーを使ってモデルビューと動的な比較を視覚的に確認できます。
次に示すPDFガイドの例では、DWGの地形ファイルをインポートして、敷地の等高線を作成する参考として使用しています。
番号のついたラベル(2, 3, 4,など)がビューのレイヤー上に表示されガイドとなります。マジックワンド(スペースークリック)でDWGの等高線を自動的になぞって、順番に網目状の稜線を作成します。数回のクリックだけで、複雑な地形モデルを作成できます。
10章でBIMが完成
第1章から10章まで進むうちに、何もない状態から建物全体が構築されていきます。1枚の絵を仕上げるために1つ1つ着実に色を塗っていくのと似たような感覚です。手順を進めるのは簡単にもかかわらず、フランク・ロイド・ライトの設計を実際に自分の手で組み上げられるのですから、すばらしい満足感を味わえます。
下に示した画面写真では、色付きの立面図が対照比較のために3Dの作業ビュー横に配置されており、スケッチレンダリングも自動生成されています。このBIM体験キットの全課程は、1つ1つが完璧に計画され構成されています。
このBIM体験キットでは実際に操作しながら学習するので、作業の流れや要素(壁、ドア、2D注釈など)、ビュー(平面図、断面図など)、レイアウト(設計図書シート)、一覧表、レンダリングの関係が直感的に理解できます。通常は短い課程でBIMの全てを習得するのは不可能ですが、自分のペースで学べるチュートリアルは驚くべき効果があります。ArchiCADスタイルのBIMを確実に分かりやすい形で体験する場を提供しています。
BIM体験キットを終了した後に続けて学習を望む方には、グラフィソフト社では他のインタラクティブトレーニングガイドを無料で提供しています。
著者紹介
Eric Bobrow:ArchiCAD販売会社。コンサルティング・グループ(BCG)代表、Eric Bobrow氏は1989年よりArchiCADを使って建築設計者の指導を行っています。BCG社は、カリフォルニアのロサンジェルスとサンラファエルに本拠を置く、グラフィソフト社の販売会社であり、1997年より毎年、全米上位5位内の販売会社となっています。
原文(英語) AECBytes: http://www.aecbytes.com/tipsandtricks/2007/issue22-archicad.html
