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作成日: |
2002-10-12 |
• ArchiCAD 9 |
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プラットフォーム: |
• Mac OS X |
対象: |
• 標準ユーザー |
参照: |
• [tracking number] |
目次
目次
はじめに
この解説は、ArchiCADリファレンスガイドに見られるシンボル線種に関する記述、とりわけArchiCADでの特殊なタイプの線の作成に関する記述を補うものです。特殊なタイプの線に関する基本的な問題は、平面図において、ある一定のパターンを作業中の縮尺で限定できるかどうか、あるいは縮尺または線種のステンシルのサイズを修正する必要があるのかどうか、ということです。
パターンを平面図からコピーして、線種設定ダイアログボックスに貼り付ける場合は、リアルサイズで表示されます(平面図上では縮小して描かれるのとは逆に)。そのダイアログでは、貼り付けしたパターンは使用可能なスペースにフィットするようになっており、これによって平面図上で限定できるパターンのサイズとそれらを限定できる縮尺の上限が決まります。
パターンを任意のサイズにできるかをチェックする
この過程でわかることは、平面図上のある一定のサイズおよび縮尺で描かれたパターンからシンボル線種を作成できるかどうか、ということです。下の図のような、レンガのパターンを平面図に描いてあると考えてみましょう。このパターンの1つのセグメントを線種ダイアログにコピー・貼り付けし、そこで編集することによって、シンボル線種を作成したいと思っています。
変数の意味するものは:
A –シンボル線種のパターンの幅
B‐シンボル線種のパターンの高さ
C‐パターンの2つの複写の不一致(注:パターンの複写間の距離はA+Cになります)
先程の例では、このパターンは1:100の縮尺で描かれています。その場合:
A_ [ or GLOB_SCALE] = 100 ()
A = 65 mm
B = 250 mm
C = 10 mm.線種ダイアログでは、他にも下記のとおり いくつかの変数が使われることになります:
Dash-線種ダイアログの「Dash」フィールドに入力された値 Gap-線種ダイアログの「Gap」フィールドに入力された値 b -線種ダイアログにあるパターンの高さ
線種ダイアログでは、ある一定の最大サイズ:長さ107.95 mm (4.25インチ) 高さ 25.4 mm (1インチ) (上の図を参照)のシンボル線種のパターンだけを調整できます。また、線種ダイアログにはシンボル線種のパターンの最小サイズ(1.00mm)もあります。
つまり、平面図の各縮尺ごとに、シンボル線種のパターンがどこまで大きく、あるいは小さくなりうるかという、最小サイズと最大サイズがあります。線種ダイアログに貼りつけるときに、使えるスペースにフィットするサイズになる必要があります。ということは、そのシンボル線種を作成して平面図上で使うときには意図したとおりに表示され、他のサイズあるいは縮尺になることはありません。
このダイアログには、それに続いて、前述したパターンサイズの最小値と最大値を指定する計算で使われる定数もいくつかあります:
Dashmin「Dash」フィールドの最小値(1.00mm) bmax -パターンの高さの最大値(25.4mm)(Dash+Gap) max -「Dash」+「Gap」の最大値(107.95mm)
注:「Gap」および「b」には最小値としてゼロがあります。 先程の例では:
Dash = A / A_ = 65 / 100 = 0.65 mm < Dashmin (1.00 mm) 不可能です
この縮尺でのこのサイズのパターンは不可能です、なぜなら、パターンの水平方向の長さ(A)がダイアログで必要とされる最小値に達していないからです。プログラム側のの判断で値が引き上げられることも考えられ、出来上がりのシンボル線種は意図したとおりにはなりません。
平面図で縮尺を1:50に変更すると、こんどは:
Dash = A / A_ = 65 / 100 = 1.30 mm >= Dashmin (1.00 mm) OK!!! and Gap = C / A_ = 10 / 50 = 0.20 mm (No minimum value required)OK!!! and b = B / A_ = 250 / 50 = 5.00 mm =< bmax (25.4 mm) OK!!!
上記のようになり、縮尺が1:50に変更されれば、上記の値を有するパターンが作図されることがわかります。
パターンサイズの縮尺範囲を見つける方法
パターンをあらゆる縮尺で作成、使用することはできないのであれば、好みのシンボル線種のパターンを作図できる最小縮尺と最大縮尺をお知りになりたいと思います。それがわかる方法があります。基本的には線のタイプダイアログで、パターンのすべての値(A, B, C)を分けてそれぞれの最小値/最大値を考えます。
最小縮尺には、下記の2つのうち高い方の値が当てられます。
A_min1 = B / bmax = 250 / 25.4 = 9.84 A_min2 = (A+C) / (Dash+Gap)max = (65+10) / 107.95 = 75 / 107.95 = 0.69 A_min = 9.84 最大縮尺は: A_max = A / Dashmin = 65 / 1.00 = 65 ゆえに、このパターンの縮尺範囲は: 10 < A_ < 65 メートル法:M 1:10 < scale < M 1:50 ヤード法:1" = 1'-0" < scale < 3/16" = 1'-0"
- (巻末の換算表を参照ください)
以上のことから、ここでとりあげている例はM 1:100の縮尺では作図できず(M 1:10 - M 1:65の範囲外のため)、M 1:50が上限となることがわかります。パターンのサイズが既に決まっている場合は、この方法で、最適な平面図の縮尺を見つけてください。
平面図の縮尺が決められている場合にパターンの最小・最大サイズを決める方法
縮尺が既に決まっている状況において、平面図上でパターンをどれくらい小さくあるいは大きくできるかを計算したい場合もあるでしょう。最初の例(A_=100)を使って、その方法を説明します。
Amin = A_ x Dashmin = 100 x 1.00 = 100 mm (A+C)max = A_ x (Dash+Gap)max = 100 x 107.95 = 10795 mm Bmax = A_ x bmax = 100 x 25.4 = 2540 mm B min = 0 (It can be zero)
以上のことから、この例では、平面図上のパターンの値「A」が、望ましい最小値より小さくなるので、作成できないことがわかります。
ArchiCADはいかにして、シンボル線のパターンを線種ダイアログに貼り付けるか
パターンを平面図から線のタイプダイアログに貼り付けすると、ArchiCADは 必ず 「Dash」の値を40mmに、そして「Gap」の値を10mmに設定しようとします。通常は「Gap」を10mmに設定しても(「Dash」が107.95mmに近い値にならない限り)問題はあり「ません。しかし、「Dash」の値が40mmであると、パターンの幅と高さの比率がそのようになる可能性もあり (例えば、正方形の場合だと、このダイアログで幅を40mmに設定するなら高さも40mmに設定しなければなりません)、パターンの高さはbmaxを超えてしまいます。この場合はパターンの高さがbmax(およそ25.4mm前後)に設定され、「Dash」の値は比率(正方形のパターンの場合なら幅、高さ、ともに25.4mm)を維持するように設定されます。
作成したパターンの長さはたいていの場合、40mmではなく他の値になるはずですから、これらの数字を前項で計算したものに変更するか、またはダイアログで図形的に編集する必要があります。
線のタイプダイアログにおける数字のフィールドに入れる小数の桁(位)を設定する
[オプション]→[基本設定]→ [作業ユニット」ダイアログボックス.へと進みます。
Angle & Text Size Decimals in Dialog Boxesのフィールドで、任意の精度を設定します(少数第3位か第4位まで必要な場合もあります)
- OKをクリックして変更を確定します。線のタイプダイアログの「Dash」と「Gap」のフィールドには設定した少数の位で表示されるはずです。
注:ヤード・ポンド法の単位で作業されている場合でも、これらのフィールドではフィートおよびインチの表示はできません。'
