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作成者:

MartaTron

作成日:

2002-10-12

ArchiCADバージョン:

• ArchiCAD 9
• ArchiCAD 8.1
• ArchiCAD 7.0

プラットフォーム:

• Mac OS X
• Windows

対象:

• 標準ユーザー

参照番号:

• [tracking number]

弊社の顧客からよく訊かれるのが、'日影シミュレーションの精度です。

そこで弊社では、ArchiCADとアメリカ海軍宇宙飛行観測所(この分野でのエキスパートといわれており、次のURLからDOSアプリケーションを入手できます: http://riemann.usno.navy.mil/AA/software/docs/ice.html)の日影データを比較してみました。<<BR>>様々な場所と時刻における15のテストで分かった両者のデータの最大誤差はなんと、0.09度でした。

この誤差の有意性(まったく無意味な誤差ということもできますが)を例で見てみましょう:
スペインのマドリッド、3月22日、午前9:00の太陽の高度は約20度です。 location.gif
13:20には太陽が天頂に達し、高度変化は緩やかになりますが、影はかなり短くなります。従って、太陽の高度が0.09度変わるには13分かかりますが、影の長さの差は27センチ(1フィート)でしかありません。しかし、実際にはほとんど違いはありません。地球の半径は6000 kmを超えていることを考えれば、1~2km増えたところでその責を負うべき違いとはなりません。

100メートル(300フィート)の高さのビルの影は、275メートルの長さになり、0.09度の誤差は、影の長さでは1.35メートル(4フィート)違うことになります。この時間帯での高度変化のスピードは毎分0.18度ですから、30秒で0.09度の違いになります。

注:ArchiCAD'での都市の位置は、Mac OSバージョン6のマップコントロールパネルから採っています。大きな都市の場合は、同都市内でも緯度によって異なることもあるので、充分注意してください。正確なのは、その都市の地点における位置のみです。

ArchiCADのコントロールパネルで定義された都市を取り扱う際は、出てきた数値は概算の値として考えてください。

cities.gif

各地の標準には常に注目しておいてください。また必要ならば、現地の信頼できる官公庁で、建物の正確な位置を入手してください。
建物の場所の正確な位置を入力すれば、前述したような正確さで計算されます。

この他ArchiCADではうるう年調整は考慮に入れないので、誤差が生じる可能性があります。

4年に一度のうるう年は、地球が太陽の周りを回る時間がぴったり365日ではなく、実は365.25日であることからくる誤差を補正するためのものです。ArchiCADではこれは考慮していませんので、この誤差は最大で+/- 0.15度になる可能性があります。
ArchiCADは両極限値の間に位置しているので、上記のように+0.15度から0.1度の誤差がでます。この結果が0.25度になります。
注:弊社の演算では海抜高度は考慮されていませんが、現実的には誤差はほとんどありません。地球の半径は6000 kmあるので1-2 kmの誤差は大きくありません。


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技術情報/日影シミュレーションの精度 (最終更新日時 2009-04-20 05:52:37 更新者 KazuoHamaji)