戻る: チームワーク
目次
ネットワーク概念についての詳細な情報については、ネットワークの基本 (PDFファイル)をご覧ください。
LAN環境でのネットワーク条件
- ネットワーク速度
- 一般的な業務において、Fast Ethernet (100 Mbit/秒)より遅いLANネットワークは避けてください。ただし、Ethernet (10 Mbit/秒)より遅いネットワークでも、大規模なプロジェクトの更新、参加、共有を実行しない限り問題はないです。
- DHCPおよびDNSサービス
- DNSサービスなしでは、名前を整理するために/etc/hostファイルを設定する必要があります。名前の整理に/ect/hostファイルを試用した場合に生じる細かい問題を避けるために、DNSサービスを実行することを推奨します。
- ルーター設定
- ユニキャストおよびマルチキャストが有効でない場合、サブネット間でArchiCADのディスカバリが機能しません。つまり、チームワークでサブネット間のチームワークサーバーを発見できない事になります。全てのブロードキャストメッセージを送信するためルーターを解放する代わりに、一部のルーターではディスカバリポート用にマルチキャストを有効にするだけで良い場合もあります。
- WIFIルーターにもファイヤーウォール機能がありますので、以下のファイヤーウォール設定についてご覧ください。
- ファイヤーウォール設定
- ファイヤーウォールは、チームワークで使用しているポートを開いておく必要があります。使用しているポートは、Graphisoft BIMサーバーコントロールセンターの[BIMサーバー設定]パネルで表示されています。このポートが開いていない場合、インターネットの閲覧、eメールのダウンロードはできますが、BIMサーバーにはアクセスできなくなる場合があります。
- ホスト名/コンピューター名
ホスト名は、ドメイン名と同じように一般的な命名規則に制限されています。つまり、a-zのアルファベットと0-9の数字とハイフン(-)のみが使用可能です。ホスト名の最初と最後にハイフンを使用する事はできません。RFC 1178 Choosing a Name for Your Computer(英文)もご覧ください。
- BIMサーバーのIPアドレス
- 固定IPアドレスを使用してください。
プライベートWAN環境でのネットワーク条件
上記のLAN条件が満たされていれば、チームワークは機能します。WAN環境では、ユニキャストやマルチキャストを無効にして不要なネットワーク通信を削減してください。ブロードキャストが無効の場合、各ユーザーがサーバーリストにBIMサーバーを追加する必要があります。
インターネット上のVPNが使用されている場合、接続の帯域幅が障害となる可能性があります。送受信を頻繁に行って、多数のレイアウトや断面/立面の更新など、大量のデータを変更する様な作業を避けてください。
インターネット上のネットワーク条件
インターネット上のチームワークでは、固定のパブリックIPアドレスが必要です。これはインターネットアクセスで標準についてくるIPではなく、特別に注文する必要があるオプションです。小規模事務所では、1つの固定のパブリックIPアドレスがあれば十分です(この条件は回避できます。以下の「インターネット接続でのパブリックIPアドレス条件の例外」をご覧ください)。
モデム/ダイアルアップ帯域幅(56 kbit/秒)でも作業できますが、遅いので推奨されていません。遠隔ユーザーはADSL(1.5 Mbit/秒)以上を検討してください。
インターネットアクセスには関連した特別な項目があるので、BIMサーバーへ遠隔接続する方法もご覧ください。
BIMサーバー操作に干渉する一般的なネットワーク問題
BIMサーバーのコンピューター名およびIPアドレスは、接続過程で失敗する可能性のある2つの重要な点です。ホスト名とIPアドレスのどちらの接続方法を使用したかプロジェクトに保存されます。どちらかの情報が変更されたあるいは使用できない場合、この情報を使用しているプロジェクトは接続できなくなります。
- IPアドレスがネットワーク上で固定ではありません
一般的なローカルネットワークでは、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を使用して特定のコンピューターにIPアドレスを割り当てています。コンピューターにはIPアドレスが一定の期間リースされます。リースが切れたり、コンピューターが再起動すると、DHCPサーバーから新しいIPアドレスを取得するので、異なるものになる可能性があります。参加しているプロジェクトがBIMサーバーにリンクするために期限切れのIPアドレスを使用していると、致命的な問題が発生する可能性があります。解決策は、DHCPサーバーを正しく設定して、BIMサーバーに固定IPアドレスを割り当ててください。
- IPアドレスがアクセスできません
- 会社によっては、ルーターを通して一緒にリンクされている小さいサブネットのグループが存在します。ルーターを設定して2つのサブネット間の通信を制御できますが、特定のIPアドレス間の接続がブロックされる可能性があります。参加するコンピューターからBIMサーバーへpingが可能な事を確認してください。
- インターネット上でBIMサーバーにアクセスするには別の障害もあります。ここまでプライベートIPアドレスについて主に検討してきましたが、これは一般的にはローカルのDHCPサーバーによって割り当てられる種類のものです。プライベートIPアドレスとは異なり、パブリックインターネットIPアドレスはグローバルに特有のものである事が保証されています。このため、IPアドレスを通してインターネットからアクセスされるBIMサーバーにプライベートIPアドレスを使用する事はできません。パブリックアドレスは、Internet Assigned Numbers Authority(IANA)によって管理されており、ご利用のインターネットサービスプロバイダを通して申請ができます。IPアドレスを申請する際、通常はドメイン名も同時に申請します。
- IPアドレスへのポートがブロックされています(ファイヤーウォール)
- BIMサーバーは複数のポートのアクティビティを受信します。ポートがファイヤーウォールによってブロックされていたり、他の受信者によってすでに使用されている場合、BIMサーバーに不具合が発生します。ポートは[BIMサーバー環境設定]ダイアログで定義されています。
- コンピューター名あるいはホスト名が固定ではありません
- コンピューター名がDomain Name System (DNS) サーバーから取得されている場合もあります(ドメインにログインしないMacなどに見られます)。この場合、DNSサーバーを設定して常に同じホスト名を提供するようにします。
ホスト名が固定IPアドレスとリゾルブしない場合、新しいIPアドレスあるいはホスト名を取得するのでBIMサーバーが不規則に停止/開始します。
- コンピューター名が合致できません
- DNSサーバーのネットワーク上での主なタスクは、コンピューター名をIPアドレスに変換する事です。社内ネットワークは1つの「ドメイン」ないにある事が多いので、1つのコンピューターから別のコンピュータに接続するにはホスト名だけで十分です。自宅のPCからインターネットを介してBIMサーバーに接続する場合、完全に認証されたホスト名が必要です。例えば、「joes_pc.graphisoft.com」などです。ディスカバリプロトコールはインターネット上では機能しないので、手動で追加する必要があります。さらに、hostname.domainはインターネットDNSサーバーで合致する必要があります。つまり、ドメインがパブリックに登録されたドメイン名である必要があります。登録されたドメインがない場合、合致するように設定する必要があります。
インターネット接続でのパブリックIPアドレス条件の例外
これはBIMサーバーへのインターネットアクセスを試している小規模事務所向けです。この運用方法は推奨しません。
以下の例で使用するもの サーバー: T-Online ADSLダイナミックIPアドレス、Linksys WiFiルーター、MacMiniに接続 クライアント: ラップトップ
セットアップ手順
- ダイナミックDNSサービスプロバイダに登録します。ここでは、DynDNS.comの無償サービスを利用します。
- DNSサービスプロバイダに希望するホスト名を提供します。ダイナミックIPアドレスはこのホスト名にルートされます。
LynkSysルーターの管理画面には、DynDNSサービスがすでにオプションとして用意されています。この時点で、ユーザー名/パスワードおよびホストデータを入力します。その後、ルーターの電源が入ったり、IPアドレスが変更された場合、自動的にDynDNSへ登録されます。
- コンピューターがモデムで直接接続されている場合(ルーターがない)、登録するためのアプリケーションがあります。
- DynDNSを通したルーターのIPアドレスへの接続およびホスト名を内部ネットワークのIPアドレス上にあるBIMサーバーのポートに転送します。
注記
- 遠隔コンピューターからDynDNSホスト名を使用してBIMサーバーに接続するには、ファイヤーウォールでポートがブロックされていない事が条件です。
- ローカルネットワークのユーザーがローカルネットワーク外からも使用可能なプロジェクトに参加する場合、全てのチームメートが外部のホスト名を使用して接続する必要があります。さもなければ、ライブラリの保存先が異なる事になり、ロードされたライブラリが参照できなくなります。
